面積はおよそ3500ha(東西11km南北4km)にも及び、数多くの動植物(高等植物・鳥類合わせて1200種以上)が確認される自然豊かな場所でもあります。宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』のモデルとも言われ、狭山丘陵の全域は「トトロの森」の愛称で保全の動きが出ています。
そんな自然溢れる狭山丘陵、休日は木漏れ日注ぐ小道を歩いてみよう。
※トトロのふるさと基金委員会が取得したトラスト地をトトロの森と呼んでいます。特にトトロの森と呼ばれている場所でなくても、狭山丘陵は沢山の自然に溢れています。
※このページでは主に、トラスト地であるトトロの森が多い、下山口駅周辺の狭山湖東側・多摩湖北側のスポットを載せています。
トトロの森
公益財団法人トトロのふるさと基金が取り組みをすすめる一連のトラスト地の愛称です。ナショナルトラスト事業によって現在1号から40号地まで確保され、保全の動きとなっています。
トトロの森という名称は、スタジオジブリのアニメ映画「となりのトトロ」の風景のモデルであるとされ、監督である宮崎駿の了承を得て命名されています。狭山丘陵そのものを指してトトロの森と呼ばれることもあります。
民家に隣接する狭い箇所や川沿いなどもあれば、自然溢れる湖周辺、広い公園の一部分などがあります。
上山口周辺や三ケ島の狭山湖周辺などは、メイが迷い込んだ森の小道のようで散歩にお勧めの場所です。
下部MAPには散歩がしやすい、トトロの森1号地から5号地までアイコンで表示しています。その他のトトロの森をご確認は、公益財団法人 トトロのふるさと基金をごらんください。
※モデルとなった場所は狭山丘陵の東京都立八国山緑地とされています。
菩提樹池(ぼたいぎいけ)
菩提樹池は西武プリンスドームから東へ10分程歩いたところにあります。
今でも昭和の里山の景観を維持している場所で、湧き水が流れ込む池の周りには木が生い茂り、人間の手が一切くわえられていない小川が流れています。
300メートル四方程度の場所ですが、とても貴重な場所となり保全活動が行われています。
周辺はトトロの森19号地となっています。
荒幡富士荒市民の森
荒幡富士市民の森は昭和59年に開園した、市民の森として初指定された場所となっています。市民の森の中には、高さ18メートル程の人口の富士塚・荒幡富士があります。作られたのは100年以上前の明治時代で、15年の歳月をかけて完成しました。
付近の狭山丘陵の高さと荒幡富士で100メートル程の標高になるため、晴れた日は荒幡富士の頂上から富士山を見ることも出来ます。遠く離れたスカイツリーも見えます。
この森の中心となる施設が、いきものふれあいの里センターになります。トトロの森2号地と6号地の間あたりにあります。